皆様、クマノミと言う魚をご存知でしょうか?
ダイバーでなくても名前くらいは耳にしたことがあるという方もおられるでしょう。
しかし、生態についてはノンダイバー・ビギナーダイバーの方は、あまり知らないという方が多いと思います。
既にダイバー歴がそこそのという方は生態も含めご存知の内容だとは思います。
今回は、そんな「クマノミ」について紹介させていただきます。

クマノミの種類
多くのダイバーに人気のクマノミはスズメダイの仲間です。
一番人気はカクレクマノミ♪
鮮やかなオレンジ色と白い縞模様が特徴の可愛らしい魚です(^^

成魚に関してですが、この白い線の本数によって種類を見分けることもあります。
「1ハマ、2クマ、3カクレ」という感じに覚えやすい言葉があります。
白い線が
1本だと「ハマクマノミ」、2本だと「クマノミ」、3本だと「カクレクマノミ」と言う感じです。
ちなみに日本の海で見ることができるクマノミは上記の3種を含めた合計6種類です。
不思議な生態①
さらに驚きなのは性別の仕組みです。

群れの中で一番大きい個体がメス、次に大きいのがオス、それ以外は未成熟。
メスがいなくなると、オスがメスに性転換するという不思議な生態を持っています。
不思議な生態⓶
クマノミはイソギンチャクと共生することで知られていますが、実はイソギンチャクに毒を発生させないような粘膜を持っているのです👀
だから、イソギンチャクの中にいても平気なんですね!

「共生」に関してはお互いに利益の有る「相利共生」です。
クマノミのメリットは大型魚などの外敵から守ってもらう。
イソギンチャクのメリットは、クマノミの食べ残しの提供(無意識でしょうが)と水の循環による栄養分の供給。
このような話を聞いていると、某映画に関して数点疑問が浮かんでしまうのがダイバーの悲しい性ですね(笑)。
ぜひ、ダイビング中に見かけたら、上記の話を思い出しながらじっくり観察してみてくださいね。


