今しか会えない感動を水中で。季節限定の特別な海の住人たち

ダイビングの楽しみ方は人それぞれです。
しかし「その時期・季節限定で見られる生物」に出会えることは、何にも代えがたい魅力のひとつです。
春・夏・秋・冬、それぞれの季節が海の表情を変え、同時に現れる生き物も変わっていきます。
まさに海は、季節限定のステージ。今回は、これからのシーズンに狙いたい“期間限定生物”を3種類ご紹介します。

目次

季節限定生物①:タカアシガニ

まず注目したいのが、世界最大級のカニとして知られるタカアシガニです。

季節限定生物のタカアシガニ


普段は深海に生息しているこの巨大なカニ。
こちらは徳島の「日和佐」で見られます。
繁殖期を迎える冬から春にかけて、比較的浅いエリアまで移動してきます。
水中で出会うタカアシガニは、写真や映像では伝わらないほどの迫力。
長く伸びた脚を広げた姿は、まるで海底を支配するかのようです。
タイミングが合えば、水揚げされた(当然水中で見た個体ではありません)新鮮なタカアシガニを味わえることも。
「見る・潜る・味わう」という特別な体験ができるのも、この時期ならではの楽しみです。

タカアシガニを食べる

季節限定生物②:ダンゴウオ

続いて紹介するのは、マクロ派ダイバーの心を掴んで離さないダンゴウオ
TVでもたまに紹介されることもあるこの生物。
ノリス大阪店が潜りに行く行先では「田後」や「日和佐」で見られます。

冬に産み落とされた卵が春に孵化し、わずか数ミリの幼魚が姿を現します。
体は小さくても存在感は抜群で、頭に見られる“天使の輪”と呼ばれる模様は、多くのダイバーを虜にしてきました。
被写体としての人気も高く、水中写真を楽しむ方にとってはまさにシーズン到来。
静かに近づき、じっくり観察する時間は、春の海ならではの贅沢なひとときです。

季節限定生物のダンゴウオ

季節限定生物③:アカグツ

そして、なかなか会う事ができないのがアカグツ
深海魚として知られるこの魚は、産卵期になると比較的浅い水深で確認されることがあります。
こちらは過去、高知の「鵜来島」の海で見られ、毎年出会いを求めて多くのダイバーが訪れます。
アカグツは泳ぎが得意ではなく、胸ビレを使って海底を歩くように移動する姿は、どこか愛嬌たっぷり。
赤い体色と独特のフォルムは、一度見たら忘れられません。
観察できる水深はやや深めになるため、ディープダイビングの知識や中性浮力のスキルが必須になります。

季節限定生物の深海魚アカグツ

期間限定の生物を狙うダイビングは、事前準備とタイミングが成功のカギ。
だからこそ出会えた瞬間の感動は格別です。
季節が運んでくる特別な出会いを求めて、海へ出かけましょう♪


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