誰もが一度は見たいと思うウミガメ、ダイバーにももちろん人気です。
ウミガメの種類は、アカウミガメ、アオウミガメ、タイマイ、ヒメウミガメ、ケンプヒメウミガメ、ヒラタウミガメ、オサガメの7種類です。
そのうち、日本の砂浜で産卵が見られるのは、アカウミガメ、アオウミガメ、タイマイの3種。
※オサガメとヒメウミガメは日本では産卵をしませんが、日本の沿岸を回遊することはあります。
ウミガメの見分け方
この3種類の主な見分け方としては
アカウミガメは、主に貝や甲殻類を食べています。
硬いものを噛み砕く必要があるため下あごが発達し、頭部全体が大きいのが特徴。
タイマイは、くちばしが発達しており、主食である海藻類をかじり取っていいます。
アオウミガメは、アマモなどの海草が主食。
柔らかいものをむしり取ればいいので、くちばしが丸くて短い。
ダイビング中に遭遇する確率が高いのはアオウミガメです。
ウミガメの産卵
広い海域を回遊しながら暮らしているウミガメは、主に5〜8月頃になると
海岸にやってきて砂の中に卵を産みます。
産卵の所要時間はおよそ1時間。
産卵場所まで移動すると、ボディーピットと呼ばれる自分が入る穴を掘り始め、産卵していきます。
ピンポン玉のような卵をおよそ100〜130個産み落としたら、
後肢で穴を埋め、前肢で砂を飛ばしてカムフラージュさせ、海へと戻っていきます。
ウミガメは絶滅危惧種
ウミガメの産卵調査が毎年行われていますが、ここ数年日本国内の砂浜での産卵数は減少しています。
さらに漁などの網に引っかかるなどの被害があとを絶たず、地域によっては個体数も減少傾向。
日本海域に生息しているウミガメは絶滅危惧種に指定されています。
絶滅危惧種に指定されていることから産卵調査では産卵している所を見つけたらタヌキなどに襲われないよう格子状のかごで保護したりもしています。
こういった活動が沖縄の西表島から四国、和歌山でも行われています。
DAD(環境保護・海中のゴミ拾い)の活動でもロープやビニール袋を拾うことがありますが
単なるゴミ拾いではなく、ウミガメなどの生き物への保全活動という意味も込めて回収していきましょう♪
気になる方はいつでもお声がけくださいね!