ノリスでは定期的に海洋ゴミの回収活動を行っています。
4/22は「Earth Day(地球の日)」でした。
地球や環境のことを考えて行動しましょう!というものです。
今回は、今まで行ってきた海洋ゴミ回収の様子と海洋ゴミの種類を紹介します!
海洋ゴミの回収活動とは
現在、ノリスが行っている海洋ゴミの回収活動はダイビング指導団体PADIの
「Dive Against Debris(ダイブ・アゲインスト・デブリ)、通称DAD」
というものの一環です。
どんなものが海洋ゴミになるのか、またその経緯などを学びながら実際に海に潜って海洋ゴミの回収を行います。
そして、毎回終わった後に回収した海洋ゴミの分別をしています。
最近はDADにご参加いただいている皆様のおかげもあり、
良く活動する兵庫県神戸市の舞子浜や明石市の大蔵海岸の海洋ゴミは
一時的ではありますが減ってきています✨
ただ、残念なことに世界の海には年間800万トン=80億キログラムものゴミが
流入しているといわれており、今まで回収してきたものはその数パーセントにも満たないのです。
まだまだ計り知れない量のゴミが海に眠っているということです😢
海洋ゴミの回収は1回やって終わりではない
海の水面に浮遊している海洋ゴミなら回収手段はあるのでしょうが、
海に沈んでしまった海洋ゴミを確実に回収する技術はまだありません。
今、それが出来るのはダイバーだけなのです。
しかしご存じの通り、ダイバーには深度の制限があります。
ですのである意味「手の届く範囲」しか海洋ゴミの回収はできないのが現状です。
さらに、上にも書きましたが、海洋ゴミの回収を行ってもゴミが減るのは「一時的」なのです。
これはそこの海域にゴミが頻繁に捨てられるという意味ではなく、
海流や海岸線の形状の関係で、どうしても海洋ゴミが集まりやすい、流れ着きやすい海域・海岸線だということです。
先日TVのニュースで尖閣諸島の魚釣島に海洋ゴミがたくさん打ち上げられているシーンが流されていました。
島1つとっても海洋ゴミが漂着しやすい場所があるのです。
海外で捨てられたものが日本に漂着するというのも良く聞く話ですからね。
ですので、海洋ゴミの回収活動は1回やってOKではなく、定期的に行っていく必要があるのです。
海洋ゴミ、あれこれ
さて、そんな海洋ゴミの回収活動ですが、実際やってみると「なんでこんなものが!?」といった面白いゴミ(?🤔)との出会いも一つの魅力です。
では、いったいどのようなものが海に捨てられているのか、一部ですが紹介していきましょう。
このあたりは想像がつくと思いますが
ペットボトルやお菓子の袋、釣り糸など、これらはよくあるゴミです。
しかし中には「こんなもの捨てるなよ」「なんでこんなものを・・・」と思わずツッコみたくなるようなものも。
例えばこれ。
はい、洗濯かごですね。
いやいや、「おばあさんは海へ洗濯に・・・👵」なわけないし!
こちらは、コンビニなどで見かける飲み物の容器。
そこまで珍しくはないのですが、お菓子の袋やこういった容器はいつくらいの物だったのかが気になります。
ちょっと印字が小さいですが、「19.07.10」と書いてあります。
2019年からずっと海の中で眠っていたんですね😪
プラスチックは自然環境では分解されないので、このようにずっと海の中を漂っています。
まだまだあります。
今は化石と化した、VHS。
もうこれを自体を知らない方も多いのではないでしょうか・・・。
最後はこちら。
まさかのスマホ。
落としたのか捨てられたのかはわかりませんが、スマホさん、かわいそうに・・・😅
まだ割ときれいなのに・・・📱
と、このようなものが海洋ゴミの回収活動で回収されています。
海洋ゴミ回収は宝探しの感覚で
ダイバーなら大丈夫とは思いますが、海洋ゴミだからと言ってむやみやたらと拾うのも要注意なのです!
この写真は上に載っているだけですが、中には生き物の住処になっている事もあります。
その場合はそこで暮らす生き物の命を優先してあげましょう🥰
ですので、ペットボトルや空き缶、お菓子の袋などを見つけたときは、まず中に生き物がいないか確認をしてから拾うようにしましょう♪
このように、水中は本当にいろんなものが落ちていて思わず笑ってしまうものもあります。
夏になれば水中メガネや水着等、海水浴にちなんだものも落ちていて、ただの海洋ゴミ回収には収まらないのが、この「DAD」の楽しさ・魅力だと言えます。
まだこういった活動をしたことがないという方は、ぜひ一度参加してみてください!
もちろん、「海洋環境の保護を」と考えるのも大事ですが、まずはその活動を行う、そして継続して行うことを目標として、そんなに気負わず、まずは「お宝さがし💎」のような感覚で始めてみるのがおすすめです♪
気になった方は、気軽にお問い合わせくださいね!
最後に、ノリスは公式「X}を始めました!
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