冬から春にかけての海は、ウミウシ好きにとって一年で最もワクワクする季節です。
水温が下がるこの時期はまさにウミウシシーズン!
普段は姿を見せにくい種類も含め、多くのウミウシたちが活発に行動し始めます。
ダイビング中に岩や海藻の隙間へ目を向けると、まるで宝探しのよう♪
次々と発見があるのがこのシーズンの魅力です。
大人気のウミウシ
ダイビングツアー先では、様々な種類のウミウシに出会います。
定番のアオウミウシやシロウミウシをはじめ、繊細な姿が印象的なミノウミウシの仲間。
カラフルなミドリガイ系、独特の模様をもつリュウグウ系。
こんな感じでバリエーション豊かな顔ぶれが揃います。
中でも黄色い体色で人気のウデフリツノザヤウミウシは大人気!
見つけた瞬間に水中が少し賑やかになるような存在です。

ウミウシを観察する際、まず意識したいのが「見分けるポイント」です。
種類が多く、一見すると難しそうに感じますが、実は基本となるチェック項目はそれほど多くありません。
ポイントは大きく分けて「触角」「背中の形」「色と模様」の3つ。
この3点を意識するだけで、観察の精度が一気に上がります。
代表的なウミウシの種類
触角が太く、丸みを帯びているタイプは、イロウミウシ系に多く見られます。
体全体がつるっとしており、色や模様のコントラストがはっきりしているのが特徴。

↑ イロウミウシ系のアオウミウシ
一方、背中に細かな突起がびっしりと並んでいるものは、ミノウミウシ系です。
突起の形や色合いに個体差があり、じっくり見比べるほど奥深さを感じられます。

↑ ミノウミウシ系のルージュミノウミウシ
さらに冬から春にかけて目立つのがリュウグウ系。
黒を基調とした体に、青や黄色のライン、水玉模様が入り、岩場でも比較的見つけやすいグループです。

↑ リュウグウウミウシ系のサガミリュウグウウミウシ
そしてダイバーから圧倒的な支持を集めるのが、ウデフリツノザヤウミウシ。
通称「ピカチュウ」と呼ばれ、その愛称通りの見た目が特徴です。

↑ ウデフリツノザヤウミウシ
動きもゆっくりで観察しやすく、写真映えも抜群。
見つけた瞬間、思わずカメラを構えたくなる存在でしょう。
見たいウミウシを狙って行先を選ぼう!
同じ季節でも、エリアによって出会える種類が変わるのもウミウシ観察の楽しみです。
田後ではミノ系やイロウミウシ系が増え、岩陰を丁寧に探すマクロ観察が面白い時期。
串本ではヒロウミウシやセリスイロウミウシに加え、条件が揃えばウデフリツノザヤウミウシに出会えることもあります。
柏島では小型種が多く、マクロ派ダイバーにはたまらない環境が広がります。
次のダイビングでは、ぜひ今回紹介した見分けポイントを意識しながら、水中の小さな主役たちを探してみてください。
きっと、これまで以上にダイビングが奥深く感じられるはずです。


